宮城県仙台市の鍵(カギ・かぎ)なら宮城鍵修理センターへ

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当社の経験上、ほとんどの場合がその場で解決できると考えられます。ご安心下さい。
万が一、当日解決しない場合にも出来るだけ早く処理いたします。確かな技術、お客様をお待たせしないのも当社の特徴です。

完了!
問題解決!お客様に状況をご確認いただきます。気になることがございましたら、お気軽にお尋ね下さい。お客様の笑顔が一番の幸せです!。

それまで専業主婦だった母親が、ぼくの中学進学とともに働きに出るようになりました。
仙台の郊外に、父親が、多少の無理をして家を買ってしまったため、ローンの返済に追われることになったのでした。
こうして、ぼくはいわゆるカギっ子になりました。学校から帰ると、誰もいない、真新しい家のドアをあけ、入るや否や内側からチェーンをかけて二階の、初めてできた自分の部屋へと駆け込んでいく、それがほくの日課となったのです。
父親の帰りは遅く、ぼくの次に帰ってくるのは母親です。パート先を辞してから託児所に寄って小さな弟を引き取ると自転車の後ろに乗せて、ある日は風に吹かれ、ある日は雨に打たれながら懸命にペダルを漕いでくる。
すると、家には鍵がかかっている。
あけようとすると、内側からチェーンがかけられているわけです。
思春期のぼくには、その時の母親の心情に想いを馳せる余裕などありませんでした。母親の「ただいま」の声を聞くと、あーあもう帰ってきちゃった、なんて思いながら、二階の部屋からがちゃがちゃやっている玄関へと降りてゆき、ゆっくりチェーンを外すのです。
幼い弟が自転車の後ろですっかり眠りこけて身をそらせ、その頭のすぐ先を自動車がびゅんびゅん過ぎ去っていく国道を、あぶなかしく後ろを気にしつつ走ってきた母親です。国道をはずれてうちの近くの路地へと入ると、こんどは一変して田畑が広がる淋しい道となる。夏ならまだほの昏い時間帯でも、冬なら真っ暗です。そんな中をえっちらおっちら走ってきて、ようやく帰り着いた家では息子が迎えに出るでもなく、自らかぎを開けねばならず、あまつさえチェーンが外されるまで待たされる。
いま思えば、なぜ母親の帰宅時刻に合わせて家のカギをあけておくくらいのことをしようとしなかったのか、当時の自分へと駈け戻って会いにいけるものなら小一時間でも説教しにいってやりたいところですが、中学生のぼくにはその程度の母親の苦労への想像力すらなかった。ひたすら、二階の自分の部屋という《城》の居心地よさだけが心を占めていたのです。
いまぼくは、仙台から出て遠くの街でひとり暮らし。
仕事から帰って、カギのかかった部屋のドアをがちゃがちゃやるたび、あの、母親が帰ってきた時の玄関のカギの音を思い出すのです。
母さん、ごめんよ。